13日に開幕する大阪・関西万博の報道陣向け内覧会、メディアデーが9日にあり、同僚記者と参加して一足先に万博会場に入らせてもらった。今回の万博のシンボルでもある世界最大の木造建築物でギネス認定されている大屋根リングが出迎えてくれて、テンションが上がる。海外パビリオンは外観からしてユニークな建物ばかりで、見ているだけでも飽きない。会場が広く、建物もたくさんあるので、全制覇するには少なくとも10回は行かないと、という印象だった。記事でも一端を紹介したが、それだけ見どころがたくさんあるということ。開催期間は半年間あるので、ぜひ自身で体感してもらいたい。

 午後からの公開で、筆者たちの滞在時間は6時間弱だったが、あっという間だった。建設中の建物もあったが目立つほどではなかった。歩数計は1万8000歩を超えていたので体力が要るが、一人乗りのパーソナルモビリティや自動運転バスも運行しているので利用するのもいい。気候のいい時期だったが、これが真夏となると熱中症対策が必要になるのも大事なこと。健康に、安全に楽しんでもらいたいと思う。

 マイカーでの乗り入れができないため、最寄り駅沿線の駐車場では早くも万博仕様の料金になっているところもあった。会場内は全面的キャッシュレス導入をうたっており、レストラン等での飲食はもちろん、自販機も現金での購入ができないので注意が必要。パビリオンはたくさんあるので、事前に見たい、行きたい場所を選んでおいて、そこを目がけて優先的に回るよう計画を立てて行くことを強くおススメする。滅多にない機会、近未来や命のありがたみを感じてみて。(片)