デビュー戦に臨む山口さん㊧と垣内代表

 総合格闘技「チーム日高」(垣内義秀代表)所属の山口優也さん(34)=御坊市島=が20日、キックボクシングの試合に出場。プロを目指してデビューする。

 総合格闘技・国際チャクリキ協会認定のインターコンチネンタルヘビー級王者の入田和樹選手(38)=日高川町入野、KINOYA所属=を輩出したチームから2人目のプロ格闘家へ。「自宅でサンドバッグをたたいていたぐらい」という会社員の山口さんは、友人に誘われて昨年3月からチーム日高で練習している。身長175㌢・体重84㌔、右ストレートが最大の武器。垣内代表(63)指導のもと力をつけ、「自分の実力を試したい」「有名になりたい」と出場を決めた。

 大会はキックボクシングや空手のジム「PKF NJKF 理心塾」が主催する「PKF KICK BOXING FIHGT Vo.6」。大阪の枚方市総合文化芸術センター別館であり、山口さんはヘビー級(80㌔以上)のCクラス(試合経験0~2勝、1分2ラウンド)に出場する。

 迫るデビュー戦へ「楽しみ。早くやりたいです。1ラウンドKOで勝つ。どんどん試合、勝利を重ね、ランクを上げてプロになりたい」と意気込み、「師匠(垣内代表)や応援してくれる人にいいところを見せ、父として3人の息子に勇姿を見せたい」と抱負。垣内代表は「始めて1年にしては上手。メンタルがいい。持ち前のガッツで前へ前へ出たら結果はついてくる。必ず勝利できる。自信を持っていけ」とエールを送っている。