
御坊市島の樹脂メーカー大洋化学株式会社が31日付で、大阪市の複合型専門商社株式会社Asue(アスへ)に資本提携の一環で株式を譲渡した。
大洋化学は1954年設立。大洋ユニマック株式会社、大洋技研株式会社、紹興大洋塑料有限公司をグループに持ち、射出成型事業、樹脂コンパウンド事業、R―PET・リサイクル事業などを手掛けている。主力製品の一つマージャン卓・牌の製造は国内トップシェアを誇り、御坊市での健康マージャン全国大会に発展。環境に配慮した製品開発にも力を入れており、真妻わさびの水耕栽培システムの導入なども手掛けている。
かねて上西一永代表取締役CEOの後継者問題が取り沙汰されており、今回、電子材料、センシングデバイス、環境・ロボット、フード&アグリなど多岐にわたる事業を展開する将来性のあるAsueの傘下に入る形で、大洋化学グループの一層の発展に期待して資本提携を決断。株式は上西代表一族が所有していた50%弱全てをAsueに売却した。大洋グループの会社名や既存事業、従業員の体制は現行のまま継続される。
上西代表は今年6月20日の株主総会で退任し、新代表へ引き継がれる予定になっており、「資本譲渡を行い、さらなる飛躍を目指して挑戦することになった。後継者問題では試行錯誤を繰り返したが、いいご縁ができた。今後も大洋グループに変わらぬご支援をたまわりますようお願い申し上げます」と話している。
現在、後任の代表については人選中となっている。