
桜の名所として知られる日高川町鐘巻の道成寺でエドヒガンが見頃を迎えた。
昭和初期の台風で樹齢数百年の桜の大木が倒れ、その木の根本から自生したといわれ、安珍・清姫物語に基づく文楽の演目「道成寺入相花王(ざくら)」にもなった二代目の入相桜(エドヒガン)が満開。本堂前のしだれ桜(エドヒガン)も枝いっぱいに薄ピンクの花を咲かせ、境内を鮮やかに彩っている。
ソメイヨシノも咲き始めており、境内では花見を楽しむ人もみられる。
和歌山地方気象台は26日、和歌山市の紀三井寺にある標本木のソメイヨシノが開花したと発表。昨年より4日早く、例年より2日遅かったという。