
シャンプーやボディソープなどの開発、販売も手掛けている御坊市島、アーベント・シュテルン株式会社が、印南町発祥の真妻わさびを使った世界初の泡洗顔フォームを開発、商品化した。自社で開発した水耕栽培システムで真妻わさびを生産している大洋化学株式会社とコラボレーション。海外での販売も予定しており、地元特産を国内外に発信してくれそうだ。
古田鉄工所の新事業としてスタートしたアーベント・シュテルンでは無添加処方のシャンプーなど4種の「ティアレシリーズ」を展開しており、今回、真妻出身の楪悦子代表取締役が地元の活性化につながればと、1年越しで新商品の開発に取り組んできた。
21日には楪代表、大洋化学新規事業開発部の神戸夢乃さん、アーベント・シュテルンのアイリスト道余京華さん、ネイリスト楪すずさんが商品をPR。潤いを残しつつ皮脂汚れなどをしっかり落とし、美容成分(NMN)も配合、甘いフローラル系の「ペアー&フリージア」の香りでリラックス。天然由来の保湿成分である真妻わさびの葉エキスには洗顔後の肌にハリツヤを与え、抗菌、抗酸化作用の効果も。無着色、防腐剤フリー。楪さんらは実際にサンプルを試用し、「わさびと言えばピリピリ感があるようなイメージですが、そんなことはなく、泡がやさしく肌にまとわりつく感じで洗顔しやすいです。洗い終わったあとの香りもいいですよ。男女、年齢問わず使っていただければと思います」。商品パッケージは真妻わさびを描いて金色を配し、ブランドイメージに合うようこだわった。
商品は300㍉㍑入り、5500円(税込み)。アーベント・シュテルンと大洋化学で販売しており、新たな取扱店も募集中。問い合わせは楪代表℡080―1473―1888。