
印南町とJR西日本和歌山支社、和歌山大学、龍谷大学が協働で4月をめどにJR印南駅にレンタサイクルを設置し、町内の観光スポットをサイクリングで周遊する新たな取り組みを計画している。20日には試行イベントとして、和歌山大の学生3人がレンタルする自転車を印南町カラーにしようと、色塗り作業を行った。
和歌山大の有志が2019年から取り組んでいる「きのくに線活性化プロジェクト」メンバーの中川結介さん(3年)、林祐樹さん(2年)、増井隆乃輔さん(同)が参加。龍谷大生は日程が合わず参加できなかったため、3人がJR和歌山支社地域共生室の大石有希子さんらと一緒に作業した。
今回は印南町らしさを出すため、マスコットキャラのカッくんの緑色をイメージしてさわやかなライトグリーンにペイント。3人は細かい部分も丁寧に色塗りして完成させた。
町では4月にも印南駅に自転車を置いてレンタサイクルを始める計画。和大、龍谷大の学生の協力で町内の周遊コースを開発してもらうことにしている。和大の3人は「印南町には4王子神社やかえるの港など観光スポットがある。歩いて回るのはちょっと遠いけど、自転車で周遊するのにちょうどいい。ペイントしたオリジナルの自転車で町内を巡って、自然豊かな印南町の魅力を感じてもらいたい」と話していた。