上野地内の山林に山火事防止の看板を取り付ける職員(18日)

 御坊市消防は17、18日、春季訓練として隊員が名田町上野地内の山林を歩き、山火事防止用の看板を設置した。

 全国で発生している林野火災に備え、地元の山林の地理、水利の把握、職員の体力の強化を目的に、2日間合わせて約30人が参加。JA紀州の集出荷施設「がいなポート」から湯上山中腹の広場まで約2・5㌔を往復、山道を歩いて上り下り、地理や自然水利を確認しながら、途中の木に看板を取り付けた。

 全国で山火事が発生するなか、地元の山林の地理、水利を把握することで、万が一に備える訓練。由良成幸署長は「対応力はもちろん、予防も重要。市内でもたき火が原因とみられる火災が発生しており、注意してもらいたい」と話していた。