
日高川町の7小学校で19日、卒業式が行われた。4月に統合する和佐、江川、山野、三百瀬の4小学校は最後の卒業式となった。
江川小学校(花光英香校長)は体育館で式を行い、6年生6人に卒業証書を授与。最後の証書が古屋幸暉君に手渡された。
花光校長は式辞で、「たくさんの笑顔と感動をありがとう」と卒業生に感謝の言葉を述べ、はなむけには陸上100㍍日本記録保持者山縣亮太選手の「目の前の課題を一つひとつクリアし、自分のレースをするだけ」という言葉を紹介。全力を尽くすことや自分の努力に自信を持つことの大切さを話し、「一日一日を大切にしながらいろんなことに挑戦し、自分を磨いてください。皆さんの真面目さとやさしさは誰にも負けない宝物です」と激励した。在校生29人が送る言葉、卒業生6人が別れの言葉を述べ、楽しかった学校生活を振り返った。
4月には統合校として川辺東小学校が現在の和佐小学校に開校し、児童約130人でスタートする。4小学校の閉校式は和佐と三百瀬が26日、江川と山野が27日に行われ、各校とも1世紀半の歴史に幕を閉じる。新小学校の開校式は4月4日。