御坊署は14日、御坊市の50代男性がSNSを使った投資詐欺で現金500万円をだまし取られたと発表した。

 調べによると、男性は昨年12月上旬ごろ、インターネットで投資について検索し、サイトにアクセス。投資家のアシスタントを名乗る女と知り合い、SNSでやりとりをするうち、女からSNS上の投資のグループに招待され、株式投資のアプリをインストール、アプリを通じて投資するよう勧誘を受けた。

 男性はアプリを通じて相手から指定された口座に株式投資購入資金として2月14日に100万円、24日に300万円、3月2日に100万円の計500万円をインターネットバンキングで振り込み、アプリ上では順調に利益が出ていたという。

 その後、出金しようとしたところ、「13%の手数料がかかる」などと言われ、出金できなかったため、3月14日に警察に相談し、詐欺であることが分かった。

 御坊署管内で確認された今年の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺被害は2件目で、同署はSNS型投資詐欺とみて捜査を進めるとともに、見知らぬ人からの「友達申請」や「必ずもうかる」「電子マネーを買って番号を教えて」といった電話やメール、SNSで受けたときは、県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120―508―878)や同署(℡0738―23―0110)へ相談するよう呼びかけている。