御坊市の名田中学校女子バレーボール部2年生、野﨑音色選手が16日から、東京で行われるアンダーエイジカテゴリーU16日本代表候補選手合宿に参加することが決まった。身長177㌢のミドルブロッカーで、先月、東京で開かれた全国中学生長身選手発掘育成合宿に参加して潜在能力の高さが認められ、ワンステップ上の代表候補合宿にも招集されることになった。

 野﨑さんは昨年12月、県の推薦で中学校体育連盟等主催の長身選手発掘近畿ブロック選考会に参加。身長だけでなく最高到達点やプレーが評価され、先月6日から4日間、東京で開かれた全国から30人(近畿は今回3人)が選ばれる長身選手発掘育成合宿に参加した。

 合宿は、ボールを使った3対3など実践形式のメニュー、体の使い方を高めるトレーニング、栄養講義など多彩なプログラムで、野﨑さんは合宿が終わった今も、教わった関節の可動域を高めるトレーニングを時間のある時に実践するなど「すごく勉強になった」という。最高到達点284㌢、打点の高いスパイクや正確なコースの打ち分けが上手くできたと自己評価。総合的な能力の高さが認められ、日本バレーボール協会等主催のU16日本代表候補合宿にも参加することになった。

 代表候補合宿は今月16日から23日まで行われる。参加人数など詳細は発表されていないが、将来の日本代表入りに向けた第一歩。野﨑選手は「先月の合宿ではできなかった、いろんなポジションに積極的に挑戦することを実践してきたい。持ち味の打点の高いスパイクだけでなく、レシーブや二段トスなどすべてのプレーを高め、日本代表に選ばれるように頑張りたい」と合宿を心待ちにしている。

 小学1年から名田ソレイユでバレーを始め、ソレイユが休部となった5年生の終わりから日高VBCでプレーし、全国大会にも出場。名田中では攻撃の中心として活躍している。
 名田中バレー部顧問の和佐昂哉教諭は「まだまだ伸びる選手なので、これからが楽しみです」と期待している。