第7回四国シングルスソフトテニス選手権大会が1日、愛媛県で開かれ、男子シングルスで美浜町出身、高知県の明徳義塾中3年、林寿李稀(じゅいき)選手が優勝した。高校の強豪・尽誠学園をはじめ、大学生や社会人が出場する大会で、中学生ながら四国のトップに輝いた。5月17、18日に宮崎県で開かれる全日本シングルス選手権大会へ向けても弾みをつけた。
四国4県の予選を通過した32人がトーナメント形式で争った。林選手は初戦で尽誠学園高の選手に3―0で勝利。2回戦では四国大の選手を3―2、準々決勝では再び尽誠学園高の選手を4―1で破った。準決勝では愛媛の社会人選手と接戦の末、4―3で勝利。決勝では松山大学の選手を4―2で下し、見事に頂点に立った。
インターハイの上位常連校である尽誠学園高をはじめ、全日本クラスの大会で活躍する大学生・社会人選手が多く出場する中、中学生の参加は2人のみ。林選手は年上の強豪選手を前にしてもひるむことなく、約180㌢の長身を生かした力強いスマッシュで勝ち進んだ。
全国大会への出場は、高知県予選の優勝時点で決まっており、さらなる活躍が期待される。
林選手は小学生時代、美浜ジュニアでプレーし、全国大会で入賞するなど活躍。中学は名門・明徳義塾に進み、1年生の頃からチームの中心メンバーとして活躍している。