御坊市、日高広域の両消防は2024年中の救急出動状況をまとめた。御坊市は1639件、日高広域は2683件で、いずれも過去最多。一方、搬送された人の4割以上が入院の必要がない「軽症」で、両消防は救急車の適正利用を呼びかけている。
前年と比べて御坊市は62件、日高広域は127件の増加。いずれも23年の過去最多を上回った。
搬送人員は御坊市が1486人、日高広域が2536人。搬送した傷病者のうち、軽症は御坊市で657人(44・2%)、日高広域で1187人(46・8%)に上っている。3週間未満の入院が必要な「中等症」は御坊市で565人、日高広域で990人、3週間以上の入院が必要な「重症」は御坊市で228人、日高広域で291人。死亡は御坊市で34人、日高広域で68人だった。
年齢別の搬送人員で65歳以上は御坊市で1015人、日高広域で1786人。いずれも約7割が高齢者となっている。救急出動件数は高齢化や救急医療に対する需要の高まりで全国的に増加。119番の中には緊急性がない通報もあり、不要不急の要請は控えるよう求められている。
救急車を呼ぶほどではないが診てもらいたいときは最寄りの医療機関を案内してくれる24時間対応の県救急医療情報センター(℡073―426―1199)、子どもが急病でどうしたらいいか分からないときは子ども救急相談ダイヤル(♯8000、℡073―431―8000)。消防は「救急出動が増加しています。救急車は緊急性の高い人を病院へ搬送するためのもの。緊急を要する人のために適正利用にご理解ご協力ください。緊急性の低い場合は医療機関の診療時間内に受診しましょう」と求めている。