先日、埼玉県川口市で、トラックとワゴン車が正面衝突する事故があり、ワゴン車に乗っていた6カ月の赤ちゃんが意識不明の状態で病院に搬送されたというニュースがテレビで流れた。ワゴン車にチャイルドシートが設置されていなかったというのでびっくり。家族で話題になった。
報道によると、ワゴン車を運転していた父親は右足を骨折、後部座席にいた母親が頭部を負傷し、トラックの運転手も搬送されたが意識あり。現場は片側1車線の緩やかなカーブで、ワゴン車が対向車線にはみ出したとみられている。そして、その車内にチャイルドシートは確認できず、母親が女児を抱いて座っていたとのこと。何とも言えない気分になった。
2024年中の御坊署管内交通事故発生件数は既報の通り、人身58件で前年比11件、傷者も60人で8人増加。死者も4人で1人増加した。形態では追突、出合い頭を合わせた割合が全体の5割以上。交差点関係が目立った。一方で物損は1311件で64件減少。人身と物損を合わせた事故総数は減ったがゼロではない。
県内全体の人身事故は1289件で66件減少。傷者は1465人で123人減少し、死者は34人で3人増加した。死亡事故34件のうち人対車両は7件、車両同士が11件、車両単独が15件、列車が1件。年齢別死者数では16歳未満の子どもが1人、高校生2人、高校生を除く16~19歳1人、一般10人、高齢者20人となっている。
「ハンドルを握るということは命を守るということの一つ」と御坊署の交通課長。事故を起こそうと思ってハンドルを握るドライバーはいないが、一人で車を運転しているのではなく、たくさんの大切なものが乗っていることを自覚し、忘れてはならない。(笑)