
2024年分の確定申告の受け付けが17日に始まり、御坊税務署でも納税者が手続きを済ませた。申告・納税期限は所得税や贈与税が3月17日、個人事業者の消費税が同31日までとなっている。
約7割の人が「e―Tax」を利用するなか、同署は1階に相談・申告書作成会場を開設し、スマホを使って申告書を作成する13ブース、パソコンでの3ブースを設置。会場への入場は整理券が必要で、初日は相談受付開始の午前8時半(相談は9時~)で15人が訪れ、10日前から事前発行してもらえる「LINE」でも17人の予約が入っていた。
同署は来署せずできるe―Tax申告やキャッシュレスの振替納税をPR。土地等譲渡所得と贈与税の相談は初日以降18、21、25、28日と3月5、6、11、12、14、17日で、消費税のインボイス制度への登録で税務署での相談を希望する場合は早い時期での来署を求めている。
個人課税部門の統括国税調査官奥田洋さんは「国税庁ホームページのスマホ申告専用画面は入力が簡単で、利用される方が増加しており、税務署に来られた方の約7割がスマホで申告書を作成。税務署の申告相談は基本スマホになっています。スマホとマイナカード、暗証番号をご用意のうえお越しください」と呼びかけている。