日高川町江川の県道沿いの待避所に設置された女の子の看板

 不法投棄やポイ捨てが問題となる中、全国的にインパクトのある啓発看板の設置が進んでいる。日高地方でも。由良町や日高町、日高川町などで、女の子のイラストがこちらを見つめる看板が増えており、話題となっている。

 女の子の看板にはいくつかの種類があり、アップで描かれた女の子のイラストとともに「ねぇ、私は見てるよキミの『ポイ捨て』」というメッセージが書かれたものや、下から見上げる女の子が「そのゴミ、ここに捨てちゃうの?」と訴えかけるものも。いずれも汚れのない瞳が印象的で、ネット上では「ちょっと怖い」との声も多いが、子どもの視線を意識することでポイ捨てや不法投棄を思いとどまる効果が期待されている。

 最近では、由良町が江ノ駒地内に女の子の看板を設置した。設置場所は、同地区の山間部にある国道42号線と江ノ駒をつなぐ町道、江ノ駒から白崎方面へ向かう町道沿いなど。周辺では、車の待避所を中心に白いビニール袋に入った一般的なゴミのほか、炊飯器や消火器などの大型廃棄物が捨てられることも多く、地元区から対策を求める声が上がっていた。