去る9日、立憲民主党の野田佳彦代表が和歌山市で、党として参議院議員選挙和歌山選挙区に擁立する村上賀厚さんとともに会見したのは既報の通り。昨年秋の衆議院議員選挙和歌山2区で保守分裂戦となり、今回も同じような波乱含みの状況に「勝機あり」と話していた。
保守王国和歌山で立憲民主党が衆参含めて国会議員の議席を獲得したことはないが、勝機ありとはどういったことを意味しているのか、ちょっと考えてみた。昨年の衆院選をみると、保守とされる立候補者は1区の自民党山本大地さん、2区は自民党を離党して参院から衆院に無所属で出馬した世耕弘成さんと、自民党の二階伸康さんで、この3人の得票を合計すれば約24万票。荒っぽい計算だが、これを県全体の保守票の目安とする。
対して野党は1区が維新の林佑美さんや立民の村上さん、共産党新人ら、2区は立民の新古祐子さんや共産党の楠本文郎さんらで、得票を合計すると約18万票。今回の参院選はすでに参政党新人の林元政子さんも名乗りを上げており、今後仮に野党が候補者を統一できたとしても保守との一騎打ちになった場合に勝つのは難しいだろう。ところが、依然うわさわれているような保守分裂戦となり、あの25万票を割ることになれば…野党統一候補がいわゆる漁夫の利を得ることになってくる。
全国屈指の注目区となった昨年の2区の衆院選はもちろん、毒入りカレー、紀州ドン・ファン、岸田前首相襲撃などの事件もあり、全国紙の記者が「和歌山は大きなニュースが多いね」と、いい意味か悪い意味か漏らしていた。果たして今夏の参院選はどうなることやら。 (吉)


-1-300x253.jpg)