初優勝で笑顔いっぱいの南部高校の 「南生会」 チーム

 みなべ町を代表するイベントの一つ、UME―1フェスタin梅の里みなべ2025が9日、保健福祉センター駐車場特設会場で開催され、メインの第9回高校生グルメ甲子園で南部高校の「南生会」が初優勝を飾った。

 書類審査を勝ち上がった県内外の高校生10チームがオリジナルの梅料理をその場で調理・販売するグルメイベント。今年も高校生が考えたアイデアたっぷりのオリジナル料理が出品され、販売テントにはどこも長い行列ができていた。実行委員メンバーが味、見た目、現場での調理などを総合的に評価した。

 南生会は安楽ひなた君、谷本悠郎君、木田美々花さん、加賀登真琴さんの4人で臨み、「自家製ベーコンと季節の野菜を使った梅キッシュ」を提供し、大人気だった。表彰式では上位4チームが発表され、1位に南部高校がコールされると4人は大喜び。ベーコンを梅酢に付けて味付けし、梅の剪定枝を使ってくん製にするなど「こだわりにこだわり抜いた料理」と胸を張り、リーダーの安楽君は「商品開発からメンバーが励まし合い、チームワークの勝利です」と喜びを爆発させていた。2位は奈良県西吉野農業高校の「梅と柿のぜんざい」、3位は神島高校の「梅と鯛の天ぷらうどん」、敢闘賞は京都福知山淑徳高校の「南高梅の胡椒餅(フージャオピン)」だった。

 上南部中学校体育館で行われた新企画「やにこeだるまさんがころんだ~良eUME(ええうめ)ひらえ~」も子どもから大人まで大人気。ステージでは高校生カラオケバトルやシンガーソングライター川島ケイジのライブなどで盛り上がった。