
日本政府が推進する対日理解促進交流プログラム「2024年度カケハシ・プロジェクト」の一環で来日した米国フロリダ州出身の女子大学生3人が1日、日高川町の道成寺を訪れた。
同プロジェクトは北米地域の青年を対象に、日本への関心と理解を深めてもらうとともに、プログラム体験を通じて日本の魅力を吸収し対外発信をしてもらうなど日本の外交基盤の拡充を目的としている。
華やかな着物を着付けてもらった3人は、縁起堂で小野俊成院主による日本語の絵とき説法に耳を傾け、ユーモア溢れる語りに笑顔。その後、小野院主の英語での解説を聞きながら千手観音像などが収められている本堂と紀州藩が300年以上前に建立した書院を見学した。
大学生のアリーさんは「絵とき説法は写本の絵が綺麗で面白かった。能の道成寺も好きです」、サイディーさんは「和歌山は現代的な要素と歴史が調和して素晴らしい」、ヴィヴィアナさんは「和歌山で体験したこと、わかったことをアメリカの高校生などに発信していきたい」と振り返っていた。