階段に整列して「鬼は外、福は内!」と元気な声で豆をまく参拝者

 節分の2日、印南町印南原の大歳神社(平野聖翔宮司)で恒例の節分算賀祭が行われ、氏子ら約20人が厄払いや健康長寿を願って豆まきを行った。

 寒さが厳しく参拝者が遠のきがちなこの時期に、伝統行事を楽しんでもらおうと2008年から始めた。厄年や年男、年女、喜寿や傘寿など人生の節目にあたる氏子らが集まり、本殿で神事を行ったあと境内の階段に整列。お祓いした福豆を入れた升を持ち、「鬼は~外、福は~内」と笑顔で豆をまいていた。

 平野宮司は「豆は魔滅とも書き、豆まきは魔を滅する縁起のいいこと。立春に新たな気持ちでつつがなく生活できるようにと願いを込めてまきました」と話していた。