10周年を盛り上げようと意気込む実行委員会やパートナーの皆さん

 今年10周年を迎える日高地方の地域活性化イベント、「御坊日高博覧会」=通称御博(おんぱく)=が、7月19日から開催されることが決まった。テーマは「十跡(じっせき)~御博10年の歩み~」で、節目を記念してプログラムは過去最多の100を目標に、4月下旬までパートナーを募る。機運を高めようとキックオフイベントなども計画中で、例年以上にパワーアップしたイベントになりそう。

 運営する「NAVEL(ネイヴル)」(谷口光代表)が27日に開催を発表した。

 期間は8月17日までの30日間。夏休み中の開催は2回目。

 2015年の初開催から、期間中のプログラム数はこれまで50前後が最高だったが、今回は10周年で例年以上に盛り上げようと100を計画。これまではマンネリ化を避けるため、同じ内容のプログラムは3年までという縛りがあったが、今回に限っては過去と同じ内容でもOK。人気だった企画の復活や、新しいパートナーも年々増えており、新規イベントも期待されている。

 プログラムについて気軽に話し合う場「トークカフェ」を3月から4月にかけて数回開催し、内容を検討していく。高校生おんぱく部や、昨年10月に御坊市で1カ月余り現地研修を行った大正大学の学生7人も1人1プログラム開催へ向けて準備を進めている。

 6月ごろには、出そろったプログラムを掲載したパンフレットが完成するのに合わせてキックオフイベントも企画しており、PRにもこれまで以上に力を入れる。開催期間中には初めてのスタンプラリーも検討中。プログラムに参加すればスタンプを押してもらい、いくつか集めて応募すると賞品が当たることを考えている。

 谷口代表は「これまで支えていただいた地域の皆さんのおかげで10周年を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱい。夏休みなので子ども向けの企画や前回のようなプレミアムなプログラムもぜひ出してほしい。みんなで10周年を盛り上げましょう」とアピールしている。