高校ソフトテニスの最高峰とされる「ゴーセン杯争奪戦ハイスクールジャパンカップ(ハイジャパ)」シングルスの県予選が25日、日高川町和佐のかわべテニス公園で開かれ、男子では和歌山北高校(和北)の野田弦輝選手(2年、由良中出身)が優勝した。野田選手は昨年12月にダブルス部門でも優勝しており、シングルス・ダブルス両部門で本大会(来年6月、北海道)への初出場を決めた。
男子シングルスには81人が出場し、トーナメントで熱戦が繰り広げられた。
野田選手は、粘り強いラリーとチャンスを確実に生かすプレースタイルで4試合を勝ち進んだ。準決勝では同じ和北2年の下田隼輝選手(印南中出身)と対戦。一時は1―3とリードを許したが、逆転して4―3で勝利。決勝でもダブルスでペアを組む和北のチームメイトと大接戦を演じ、1―3の劣勢から追いついて4―3で勝利した。
野田選手は小学1年生からゆかわジュニアでソフトテニスを始め、中学時代は由良中で活躍。高校では強豪校の和北で実力を磨いてきた。インターハイはトーナメント上位選手に出場権が与えられるのに対し、ハイジャパは優勝者のみが出場できるため、よりレベルの高い大会とされている。野田選手は「本大会ではダブルス・シングルスともに優勝を目指す」と意気込んでいる。
下田選手は3位、和北2年の山下來空選手(由良中出身)はベスト8だった。