
みなべ女性会(濵口真弓会長)の第8回みなべ女性大会が26日、生涯学習センターで開かれ、日本南京玉すだれ協会八房流南京玉すだれ大師範の八房都紀緒さん(69)=御坊市、本名阪本智子=が講演と実演を行った。
1955年、東京生まれの八房さんは、80年に結婚を機に御坊市へ。家事や家族の介護の息抜きに月1回自分の時間を持とうと、当時子ども2人がフランスに留学していたことからフランス語教室に通うため、和歌山市のカルチャーセンターに出向いた。そこでフランス語教室に通うのは難しいことを知り、南京玉すだれ教室が月1回開かれていることを紹介され、興味本位で即入会。「あのときフランス語教室に通っていたら、私はいまここに立っていない。何の出会いがどうなるか分からないものです」と体験から出会いの大切さを紹介した。
玉すだれをしているときは家事や介護のことを忘れて没頭できたことや、難病を発症して今も薬を飲みながら付き合っていることも説明し、「仲間が励ましてくれたことが本当にありがたかった」と玉すだれのおかげで今の自分があることを話した。
講演のあとは仲間と一緒に南京玉すだれを披露し、楽しいステージに約60人の参加者は笑顔があふれていた。