3期目の出馬を決意し、意気込みを語る現職の久留米氏

 5月13日告示、18日投開票の日高川町長選に向け、現職の久留米啓史氏(68)=江川=が20日、3選を目指し出馬を表明した。現時点で他に立候補を表明している人はおらず、立候補の表明は第1号となった。

 同日、役場で会見し、「事件(官製談合による2023年の副町長、昨年の課長の逮捕)の任命責任があるではという意見もいただいたので、可能な限り多くの人の意見を聞かせていただいた。その中で、任命責任よりも『もう1期頑張れ』という声をたくさんいただいた」と出馬に至った経緯を説明し、「事件の発生で、まちの雰囲気が気持ち的に暗く、落ち込んでいる。次の4年間で元に戻し、住民が元気な笑顔になるようにしていきたい」と決意を示した。

 3期目の取り組みとして、「2期目の公約の人口維持の推進、住民にやさしい行政、産業振興、災害の強いまちづくり、健全な財政運営の5つをベースに、森林などの資源を活用した取り組みなども進めていきたい」と述べた。

 久留米氏は昨年12月、定例議会一般質問で議員から出馬に対する考えを問われ、「以前から支持をいただいている後援会の中心的な皆さんらに相談しきれていない。もう少し後援会の皆さんらと相談したい。1月中には判断する」と答えていた。