鈴を振って福を授ける福娘

 「えべっさん」で親しまれている「十日えびす」が9日から始まり、日高川町江川の丹生神社でも商売繁盛や一年の福を願う人でにぎわった。

 丹生神社では9日の宵えびす、敬神婦人会メンバーとともに、福娘で江川の古屋咲妃さん(丹生中3年)、藪井ゆめさん(同)が参拝者を歓迎。福笹や熊手の縁起物を購入した人に鈴を振り、「はらへたまへ きよめたまへ さきはへたまへ」と福を授けた。

 藪井さんは「いいことがありそう。皆さんの健康に願いを込めました」、古屋さんは「受験合格で笑っていい一年にしたい」とにっこり。いつも来ているという山野の自営業薗田智弘さん(44)は「普通が一番。けがなく過ごしたいですね」と話していた。