
中学年代のバスケットボール日本一を決める京王Jr.ウインターカップ・第5回全国U15バスケットボール選手権大会は4日から8日まで、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで、男女各52チームがトーナメントで熱戦を展開し、和歌山県代表で日高町の西端来八駒(こはく)選手(吉備中3年)が主将のadorare(アドラーレ)がベスト8と健闘。西端選手は全4試合に先発出場、攻守に活躍し、チームの躍進をけん引した。
中学校の部活、地域のクラブ、プロのBリーグユースの各都道府県代表チームが中学世代ナンバー1を懸けて激突し、有田川町や和歌山、海南市で活動しているクラブのアドラーレは、1回戦でZEPHYRS(福島)と対戦し、第3クオーター終了時の10点ビハインドをひっくり返して58―56で撃破。2回戦で高松市立香東中学校(香川)を60―51、3回戦で越谷アルファーズU15(埼玉)を60―52で下し、準々決勝で前回大会優勝、昨夏の全中で3連覇を達成した四日市メリノール学院中学校(三重)に41―92で敗れた。
ガードの西端選手は香東中戦を除く3試合で3ポイントシュートを3本ずつ決め、ZEPHYRS戦はチーム最多の17得点。香東中戦で3ポイント1本の11得点、越谷アルファーズ戦とメリノール戦でそれぞれ15得点と、全試合で二桁得点を挙げた。ターンオーバーやアシストも記録。リバウンドでも貢献し、「ベスト8に入れてとてもうれしいです。悔いなく終わることができましたが、ベスト4の壁が高いことも痛感しました。それでも最後までチームメートと楽しくバスケができたので最高でした。応援してくれた人たちにも感謝しかないです。高校では日本一を目指して頑張りたいです」と話している。

