ドローンの普及、利活用を促進しようと、県はドローンが飛行可能な公共施設を洗い出し、県ウェブサイトで公開している。今月1日現在、県内全体で93施設あり、うち日高地方は御坊市と日高町を除く5町の若もの広場や小中学校体育館など44施設。周辺状況を確認して安全に十分配慮の上、飛行練習などの場として利用を呼びかけている。
国内では2015年4月に発生した首相官邸のドローン事件を契機にドローンの法整備が本格化。その年の12月には改正航空法によりドローンの定義と飛行ルールが定められ、今年6月には国土交通省航空局から運用解釈の改正も行われた。現在、ドローン市場は急速に拡大し、空撮や施設点検、建設現場、農薬散布など幅広くニーズが高まっている。
県内でドローンの飛行が禁止されているのは和歌山市の人口集中地区(DID)や白浜空港周辺などで、それ以外のエリアでは法律に基づく機体登録や飛行許可などの準備をしてルールを守れば飛ばすことが可能。県では練習ができる場を提供し、ドローン活用の機運を盛り上げようと、県内自治体に飛行可能な公共施設を聞き取り調査、選定して公表した。
日高地方の飛行可能施設は美浜町3施設、由良町7施設、印南町5施設、みなべ町14施設、日高川町15施設の若もの広場や町民運動場、学校体育館など。使用条件の詳細は各町へ。施設一覧は県デジタル社会推進課「ドローンの普及・利活用促進に関すること」のウェブサイトに掲載している。

