無人販売所の前で風に揺れるウツボの天日干しと寺下さん

 印南町西ノ地、国道42号沿いの無人販売所に、冬の風物詩、ウツボの天日干しが登場。最近では口コミやSNSで話題が広がり、人気となっている。
 地元の漁師、寺下定さん(62)が4年前から作業小屋の一角で天日干しにして販売している。はえ縄で水揚げしたウツボを背開きにして、竹くしで広げてつるし、乾けば完成。乾きやすくなる冬が天日干しのシーズンだ。素揚げにして甘辛のたれで食べるのがオススメ。

 珍しい光景に県外ナンバーの車がよく止まって買って帰ったり、最近では購入者がSNSにアップしてうわさが広がっており、紀南観光の帰りに立ち寄る人が増えているという。
 寺下さんは「鍋に入れたり、天ぷらでもおいしかったと言ってくれる人もいます。3月末ごろまでやっていますので一度食べてください」。
 値段は大きさによって500円から1000円。