先日、由良町で整理収納アドバイザーの榎本けいこさん(田辺市)から「性格タイプ別お片づけ講座」を聞いた。片付けについては家族ができなかったり、同僚がそうだったり、さらに自分がそうだったりと、悩まされている人も多いだろう。榎本さんによると、片付けは性格によってタイプがあり、それに応じた片付けをしたり、アドバイスしたりすることが大切という。

 タイプは3つに分けられる。まずはめんどくさがりで目の前のゴミも気にならない「本能型」、思い出があるものを捨てられない「感情型」、いずれ使うかもしれないと溜め込む「思考型」。対応策として、本能型はゴミ箱の位置やタンスの位置を見直したりしてシンプルに片付けられる環境を整え、感情型は思い出専用の箱を作ったりまた人目を気にするので誰かを部屋に招待するなど、思考型は書類などはデータ化したりローリングストックを活用するなどとあった。

 性格診断はチェックリストで行うが、筆者は感情型と思考型の両方に当てはまった。確かに人からもらったものなどはなかなか捨てられず、また取材などで使った書類も「いつか必要になるかも」と溜まり続けている。まずは書類を減らすためアドバイス通りデータ化を始めた。単なる画像保存では見返すのが大変なため、アプリを探すと、撮影と同時に文字認識し、あとから検索できるものを見つけたので早速導入してみた。保存したものは、99%見返すことがないと思うが、残すことで気持ち的に安心できる。

 年末にかけて片付けを考えている人も多いだろう。性格別の片付けについてはネットにも多くの情報が掲載されているので、参考にしてみてはどうだろうか?(城)