今年の夏の猛暑が尾を引いてか、気温が秋になっても平年よりも高い日が続いたが、ここに来てぐっと下がり始めた。朝、目を覚ましても布団から出るのが嫌になり、「あと、もう少しだけこのまま温かい布団の中で至福の時間を過ごそう」と思う毎日で、本格的な冬が到来したということが肌身に感じる。

 この時期になると、流行するのがインフルエンザ。県の発表によると、県内49の定点医療機関の先月11日から17日までの1週間の患者数が1・15人となり、流行基準の1・0人を超過。9日から15日までの週には注意報基準(10・0人以上)超え、身近な知り合いの中でも「インフルエンザに罹った」という声も聞かれている。

 年始年始は忘年会や新年会などが増え、人と接する機会が多くなり、必然的にインフルエンザの感染のリスクも高まる。インターネットのニュースによると、特に今年には熱が出ない〝隠れインフルエンザ〟もみられるという。昨シーズンのインフルエンザの大流行で、多くの人が感染したため、体内に免疫が残っていることが影響しているらしい。しかし、熱が出ないということは感染者がインフルエンザに罹っていることを気付かず、周囲に感染を広げてしまい、結果として知らない間に感染が拡大させてしまう危険性もある。

 咳やのどの痛み、倦怠感がある場合は無理をせず、大事をとって早めに休むことが大切。手洗いやうがい、マスクの着用などの基本的な感染対策を徹底し、感染症予防に取り組みながら年末年始を元気に過ごそう。いくら寒くなったとはいえ、家族らが集まる団らんの楽しい年末年始に布団の中に潜っていては悲しい。(雄)