釜の前で西中組が鬼獅子を奉納

 美浜町和田の御﨑神社(大森伸也宮司)で15日、師走の恒例「火焚き祭」が行われ、鬼獅子や獅子舞が奉納された。

 昔、不作の年の瀬に村の代表が献米の減免を求めて上り、その帰りを村人が火をたいて待ったといわれる伝統行事。総代らが集まって神事を行った後、氏子当番制の鬼獅子を西中組、舞獅子を東組と本ノ脇、入山の両組が披露した。
 煮えたぎる釜の前で行われた王仁(オニ)、和仁(ワニ)と獅子による鬼獅子は鳴り物がなく、静寂のなか、氏子らは厳しい寒さに身を震わせながら舞に見入っていた。