DFとして活躍し全国大会に出場を決めた柏木選手

 高校1年生サッカーの日本一を決めるミズノチャンピオンシップU16ルーキーリーグ(14日から16日まで静岡県時之栖スポーツセンター)に、日高川町丹生中学校出身の柏木優一朗選手(16)がメンバーの徳島市立高が出場する。柏木選手はセンターバックで、四国大会全勝優勝に大きく貢献。大舞台での活躍を誓い、本番を心待ちにしている。

 ルーキーリーグは全国の各ブロック予選を勝ち抜いた16校が出場。4チームずつ4ブロックに分かれて予選リーグを行い、各1位が決勝トーナメントで優勝を争う。徳島市立は8チームが争った四国大会で全勝優勝し、3年連続4回目の出場権を獲得した。

 柏木選手は四国大会10試合のうち9試合に出場し、うち7試合はスタメン。身長183㌢の恵まれた体格を生かしたフィジカルの強いディフェンスを武器に、相手の攻撃をつぶし、10試合で失点わずか5点、堅守のチームの中心選手として活躍。積極的な攻撃参加も武器で、リーグ戦第7節の高松商戦では、セットプレーから得意のヘッドでゴールも決めた。

 小学1年からアミザージでサッカーを始め、中学は紀南が拠点のカナリーニョFCリオで活躍。より高みを目指して高校は全国大会常連の徳島市立を選んだ。夏には国民スポーツ大会少年男子徳島県代表に選ばれ、四国大会で敗退したもののゴールを決める活躍を見せるなど着実にレベルアップしている。

 本番を目前に控え、「予選で上手く行かなかった守備やビルドアップをさらに完璧に近づけるよう頑張っています。より強い相手に対し、どれだけ通用するのか、自分がどの程度太刀打ちできるのかを知り、課題を見つけられる機会にしたい。一戦一戦が楽しみです」と張り切っている。