「私は生かされているんだという感謝の気持ちを持とう」 と中西氏

 日高郡仏教会の第16回講演会が8日、御坊商工会館で開かれ、講師に浄土宗西山禅林寺派前管長で、総本山永観堂禅林寺第90世法主の中西玄禮氏(83)を迎えて「仏教の三本柱」をテーマに聴いた。

 姫路市出身の中西氏は現在、ペースメーカーを入れて隠居生活を送っており、「気持ちよくお参りできるように」と、3000坪ある広大な寺の境内の掃除が日課だと紹介。喫茶店説法やテレホン法話など、一人でも多くの人に仏の心を伝えることが使命としており、自身が思う仏教の一つ目の柱として「報恩感謝」を挙げ、「人は一人では生きていけず、『私は生かされているんだ』という感謝の気持ちを持とう」と話した。

 二つ目の柱は「懴悔(さんげ)滅罪」で、「自分がしてきた過ち、親不孝、いじめなど悔いることが大切」。三つ目は「誓願立志」とし、「自分の幸せのために人を蹴落とす、それでは本当の幸せではない。一人でも多くの人の幸せのために自分は何ができるのか考えよう」と説いた。