ロッテと契約し、新商品を食べて笑顔を見せる青学大の西川史礁外野手=1日、横浜市

 プロ野球の千葉ロッテからドラフト1位指名を受けた日高川町山野出身、青山学院大学4年の西川史礁選手(21)が1日、横浜市内のホテルで仮契約を結んだ。背番号は歴代ロッテの強打者が背負ってきた「6」に決まり、「目標は開幕1軍と新人王。将来的には日本の4番といわれる打者を目指す」とプロへの意気込みを語った。

 契約金は1億円プラス出来高払い、年棒は1600万円。背番号「6」は青学の先輩でロッテ前監督の井口資仁さん(49)、3冠王を3度獲得した落合博満さん(70)、1995年打点王の初芝清さん(57)らが現役時代についていた。

 球団からは走攻守三拍子そろった即戦力の外野手と評価。会見でピンストライプのユニフォームに袖を通した西川選手は、「ロッテの一員になれた実感が湧いてきて、うれしく思います。期待に応えられるように頑張ります」と抱負を述べた。

 背番号については「特別な番号を託してくれて感謝しています。生涯をかけて全力でやっていきます」と気を引き締め、ロッテの印象については「若手からベテランまでバランスがとれ、毎年クライマックスに進出している強いチーム」と語った。

 西川選手は強打力と器用さを併せ持つ打撃が持ち味。目標は「各チームを代表するエース級のピッチャーを打ち返せるように頑張っていきたい。プロの第一線に立ったばかりだが、開幕からスタメン出場し、新人王獲得を狙って頑張っていく。将来的には日本の4番打者と呼ばれるような選手を目指したい」と目を輝かせた。