明治神宮野球大会大学の部の決勝が25日、神宮球場で行われ、日高川町山野出身の西川史礁選手(21)が所属する青山学院大が7―3で創価大を下して初優勝を飾った。春秋の東都大学野球リーグ、6月の全日本大学野球選手権と合わせ、大学4冠を達成。大学野球を有終の美で締めくくり、ドラフトで1位指名を受けている千葉ロッテに入団する。
 初回、青学は満塁本塁打で4点を先制すると、3回に2点、4回にも1点を加えて逃げ切った。

 西川選手は9月に死球を受けて右手人さし指の骨にひびが入るけがをしており、この試合は9回に2死走者なしの場面で代打で登場。見逃し三振に倒れたが、チームは2008年の東洋大以来16年ぶり5校目となる4冠に輝いた。

 西川選手は「4冠をチームの目標に掲げて頑張ってきたので、達成して大学野球生活を終えることができて非常にうれしい。4年間、心身ともに成長することができました。この先も大学で学んだことを基に頑張っていきます」と喜びを語った。

 西川選手は先月のドラフトでロッテとオリックスから1位指名を受け、抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得。幼い頃からの夢だったプロ入りをする。