全国高校柔道選手権大会県予選が12、13日に白浜町体育館で開かれ、女子個人無差別級で紀央館2年の中田彩音選手が優勝。来年3月19、20日に日本武道館で開かれる全国大会出場切符を獲得した。紀央館は団体と個人3選手、日高の個人1選手も近畿大会出場を決めた。

 無差別級の県予選は70㌔級、78㌔級、78㌔超級の3階級それぞれのトーナメントで上位だった6選手が出場。トーナメントで全国切符(優勝)を争った。

 中田選手は78㌔級を1位通過し、決勝トーナメントは準決勝を払い腰で技ありを奪ったあと抑え込みで一本勝ち。決勝は同じ紀央館で70㌔級を1位通過した村井理瑚選手(2年)と対戦し、大内刈りで技ありを奪って接戦を制した。中田選手は「得意の払い腰で一本取りたかったので、力を出し切れなかった思い。全国大会ではまず1勝を目指したい」とこぶしを握った。枠谷逸平顧問は「決勝はどちらが勝ってもおかしくない勝負だった」と話していた。

 紀央館勢では、村井選手が無差別級準優勝で70㌔級1位、中尾由那選手(2年)が57㌔級で2位、佐多千紗咲選手(1年)が63㌔級で3位入賞。3人制の団体戦では佐多、村井の2選手で臨み3位となり、それぞれ近畿大会出場を決めた。

 日高高校の木村百花選手(2年)も個人52㌔級で準優勝し、近畿出場を決めた。
 近畿大会は個人戦が来年1月25日に兵庫県、団体戦は2月1、2日に京都市で開かれる。