
紀央館高校(西垣内郁久校長)で13日、地元企業を含む県内9社による企業説明会が開かれ、普通科と工業技術科の1年生159人が参加した。
企業の採用担当者から説明を受けることで、生徒が地元の企業を知り、大学進学も含めた進路について具体的に考えるきっかけをつくる。日高地方から製造業、建設業、医療などさまざまな業種の6社が訪れ、和歌山市と白浜町からも3社参加した。
大型船舶の修理と修繕を専門とする造船関連企業の由良ドック株式会社(由良町)は、スライドと写真を利用し自社の業務、魅力、募集職種、社員の働きぶりなどを丁寧に説明。生徒たちは話を聞きながらメモを取り、同社のリクルートガイドを読むなど将来への選択肢を広げた。
同社の企業説明会に参加した生徒は「地元で働くことに興味があったので、説明会は有意義な機会になりました」と話している。