木材利用について懇談する三浦市長(手前)と山田理事長(奥右)

 県木材利用推進協議会と県が連携して木材利用推進キャラバン活動を展開しており、関係者が7日に日高と印南町、8日に御坊市、美浜、由良、日高川町を訪れ、紀州材の利用推進の要望書を提出した。28日にはみなべ町も訪問する。

 市役所では日高木材協同組合の山田誠一理事長、小路哲生日高振興局長、県建築士事務所協会の佐藤和夫副会長らが訪問。公共建築物の木造化や木質化などに地方創生や環境保全の観点から一層の紀州材の利用を求めた。

 三浦源吾市長は市役所新庁舎にふんだんに紀州材を使ったことや、森林環境譲与税を活用した庁舎内へのカフェ風スペースの整備を計画していることを説明し、「今後、公共施設の維持管理の中でも、できるだけ木造を使っていきたい」と話した。