第77回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2024)の県予選会を兼ねた第61回県高校バスケットボール秋季選手権大会は2日から4日まで、和歌山市のビッグウエーブで男女4強が激突し、男子の部で和歌山南陵が4連覇。3年生6人だけながら攻守に強さを発揮し、12月23日から東京体育館をメイン会場に開催されるウインターカップに県代表として4年連続4回目の出場を決めた。

 男子30チーム、女子23チームのトーナメント。優勝チームがウインターカップに出場する。男子の和歌山南陵は準決勝で近大和歌山
に94―41、決勝で初芝橋本に101―43で勝利。初芝橋本戦は前半を22点リードで折り返すと、後半はディフェンスをマンツーマンからゾーンに切り替え、一気に突き放した。

 二宮、イドリスの各選手は個人賞のベスト5を獲得。二宮有志主将(3年)は「優勝でき、ウインターカップにつなげられてよかった。人数を言い訳にせず自分たちのバスケを貫き通せた」と振り返った。ウインターカップへ「(6人の部員で注目されて)応援が増え、それを力に変えられた。友達というより家族のような関係です。3年間の集大成へ、やってきたことを出し切って楽しくプレーし、頂点を目指したい」。和中裕輔コーチも「このチームの最後に優勝できてよかった」と話していた。和歌山南陵男子のメンバーは次の皆さん。

 和中裕輔(コーチ)、山本みどり(Aコーチ)、二宮有志、紺野翔太、アリュウ・イドリス・アブバカ、藤山凌成、酒井珀、中村允飛