役場でのタウンミーティングで参加者の声を聞く岸本知事(奥左から2人目)

 岸本周平知事が県内各市町村で地域住民と意見交換するタウンミーティングが1日、日高町で行われ、観光や地域の振興、産業の再興を願う切実な思いがぶつけられた。

 商工会、建設業組合、観光協会、農業委員会、漁業協同組合、地域ボランティアグループ、食堂、民宿の代表者や経営者と役場職員の9人が参加。観光関係者は「日高は一つとして広域的なイベントを企画したい。ご支援お願いします」と要望した。

 漁業者からは「魚が少なくなり、組合員も減るばかり」、農業者からは「若い人が増えるように」、民宿経営者からは「お客さんに勧めるスポットやお土産がない」、食堂代表者からは「獣の出没、被害がすごく、お客さんも心配」、商工関係者からは「経営支援センターへの補助を」との声。岸本知事は松本秀司町長から求めがあった今後の給食費無償化について「国がやるべきこと。知事会や関西広域連合を通じて働きかけていく。県も国がやるまでやるので頑張りましょう」と答えた。