家づくりに挑戦し、柱などを組み立てる子どもたち

 御坊青年会議所(花光健太理事長)主催、職業体験イベント「わくわく お仕事ディスカバリー(発見)」が2日、御坊市立体育館で開かれ、日高地方の小学3年生から6年生まで約200人が参加した。

 子どもたちが日高地方にある魅力ある仕事に触れ、将来、地元で働くきっかけづくりにしようと、昨年に続いて2回目の開催。各事業所が協力し、電気工事、大工、ネイルサロン、染め物、パティシエ、モデルなどワークショップ形式の20ブースが設置され、実際の仕事を体験した。

 大工さんのブースでは小さな家づくりに挑戦し、子どもたちはヘルメットをかぶって職人のアドバイスを受け、柱を立てたり、ビスを打ち付けたりする作業を体験。内原小学校5年の福田圭佑君は「とても楽しい。大工の職業に興味を持ちました」と話していた。 

 YouTuberのブースでは和歌山県の情報をYouTubeで「和歌山移住オンナ」として発信している宮本遥菜さん(32)が指導し、最初に動画を通じて広告収入などが得られることを説明。仕事体験では他のブースで職業体験している参加者らをスマホで撮影したあと、動画の編集作業も行った。

 体験終了後は会場内で使用できるイベント専用通貨が給料として子どもたちに支給され、会場内で販売されたジュースやお菓子、駐車場に用意されたキッチンカーの唐揚げやラーメンなどの飲食を楽しんだ。

 花光理事長は「イベントを通じて子どもたちが将来、地元で就職しようと思ってくれればうれしいです」と話していた。