美浜町吉原、市木凉江さん(77)が24日、珍しい南方の蛾を町内で見つけた。
市木さんはヘルパーをしており、同町吉原の訪問宅の玄関の引き戸に大きな蛾がとまっているのを見てびっくり。羽を広げた大きさは8㌢ほどで、羽の模様と胴体が緑色。「今まで見たこともない蛾で、驚いて思わず写真を撮りました」。撮った写真で検索し、東南アジアや日本の沖縄・九州地方など南方に生息するキョウチクトウスズメという蛾と知った。近年は地球温暖化の影響か、本州でも時折確認されるという。
県立自然博物館の昆虫担当者は「確かにキョウチクトウスズメです。県内での確認は珍しく、私も10年ほど前に和歌山市で見たきりです」と話している。