4歳の長女に「ガサガサしない」、2歳の次女に「ウロウロしない」と、食事中に注意する。子どもはこんなものだろうと、分かってはいるが、一つのことに集中できない様子に、だんだん口調が強くなってしまう。かく言う私もテレビを見ながら食事、用を足しながらスマホと、ついついやってしまう「ながら生活」。きちんと戒め、親子とも集中力を持って、生きていきたいものだ。
今月から施行された改正道路交通法で、ケータイ・スマホを使用しながら自転車を運転するいわゆる「ながら運転」の罰則が強化された。これまでも「ながらスマホ」は禁止されていたが、違反した場合の罰則は5万円以下の罰金のみ。それが6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金となるほか、実際に事故で交通の危機を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となった。罰金が高くなっただけでなく実刑を受ける可能性も。片手でスマホを持っている場合はもちろん、スマホを自転車に固定している場合でも、注視や操作は禁止で、自転車に乗っているときにスマホを確認したりする必要がある場合は、自転車を停止させて行う必要がある。
また、自転車での「酒気帯び運転」も罰則の対象に。アルコールの影響で正常な運転ができない恐れがある状態の「酒酔い運転」だけだったが、呼気に基準値以上のアルコールが含まれる状態の「酒気帯び運転」にも罰則が設けられたほか、提供した人にも罰則が科される。
いずれも無事故で安全のため。もちろん車の「ながら運転」「飲酒運転」も絶対にいけない。「喫茶喫飯」という禅語がある。いくつも同時にこなすのとは別に、一つのことに集中するのは大切だ。(笑)