最近、ネットのバナー広告などでAIが作った写真やイラストをよく見るようになった。写真の場合はなんとなくAIが作ったとわかることもあるが、イラストではほとんどわからない場合も多い。AIサービスで有名な「チャットGPT」でもでき、試しに「夕日、浜辺、散歩、男女、犬を連れて、の画像を生成して」と指示すると、夕日で逆光になった外国人風の男女と犬が浜辺を歩くきれいなイラストが出てきた。これは仕事にも使えると思い、「鯉のぼりの挿絵を生成して」と打ち込んでみたが、リアルな鯉が空を飛んでいるよくわからないイラストがでてきてしまい、もっと的確な指示が必要なようだ。
 AIではチャットGPTが話題になり、筆者も記事打ちのサポートで活用したことがある。かなり細かく指示する必要はあるが、一応記事っぽくはなる。手直しに時間はかかるが文章の流れを作ってくれるのは便利で、急がない記事なら十分に使うことができる。

 そんなチャットGPTだが画像や文章を作るほか注目したいのが「アイデアを出す」能力だ。ビジネス面では企画や販売促進に向けた意見をもらうことができる。目的やターゲットの年齢など細かく記載することで的確なアドバイスがもらえ、アドバイスの内容も文章だけでなく表にもしてくれる。ビジネスだけでなく冷蔵庫の食材を入力しておすすめの献立を考えてくれることも可能だ。いいアイデアがなければ「もっと」と打ち込むことで、どんどん新たなアイデアをもらうことができ、1人で考えるより効率的。実は今回本欄のテーマにした「AI」も、チャットGPTからもらったアイデアなのだ。(城)