全日本実業団対抗駅伝大会(来年1月1日、群馬県)の予選を兼ねた関西実業団駅伝(7区間80・45㌔)が11月10日、田辺市龍神村で開催される。日高地方関係では大阪府警の沖見史哉選手(26)=みなべ町山内出身=、和歌山RCの湯川達矢選手(26)=日高町志賀=と野田康介選手(26)=同町萩原=の3人が出場選手登録された。

 大会には13チーム(うちオープン1チーム)が出場。コースは龍神行政局前(西)をスタート、高硲谷(大熊)を折り返し、龍神体育館前(安井)がゴール。上位4チームが来年正月の全日本実業団対抗駅伝大会(ニューイヤー駅伝)に出場できる。

 沖見選手は昨年に続いて2回目の出場。前回は2区を任され、区間6位だった。1月に大阪で開催された大阪実業団対抗駅伝では1区で区間賞を獲得し、6月の大阪陸上競技選手権1500㍍でも3位に入るなど好調をキープ。「チームに貢献する走りで全日本大会に出場できるように頑張ります」と意気込んでいる。

 湯川選手はこの大会には初めての出場。びわこ学院大学時代には学生三大駅伝の一つの全日本大学駅伝(秩父宮賜杯全日本大学駅伝対校選手権大会)にも出場し、卒業後は働きながら長距離走の練習に取り組んでいる。目標は「自分よりも速い選手ばかりですが、雰囲気にのまれることなく、力を出し切りたい」と意気込む。

 野田選手は今回で3回目の出場。昨年は3区を走り、区間8位だった。おととしは2区で区間11位。大学時代は山梨学院陸上部に所属。卒業後も個人練習を中心に陸上を続けており、目標は「今までも走ったことのあるコース。1つでも上の区間順位を狙い、チームのために貢献したい」と話している。
 昨年の大会は大阪府警が5位、和歌山RCは8位。