27日に投開票された衆院選和歌山2区の開票結果は午後11時23分に確定し、初当選した無所属新人の世耕弘成氏(61)が10万1739票を獲得した。自民党新人の二階伸康氏(46)は7万1114票、立憲民主党新人の新古祐子氏(52)が3万3147票、共産党新人の楠本文郎氏(70)が1万9062票、諸派新人の高橋秀彰氏(42)が6033票だった。

 世耕氏は26年間の政治経験を武器に即戦力への期待で幅広い支持を集めて2区27市町村のうち20市町でトップの得票。唯一、10万票の大台にのせる圧勝となった。特に海南や橋本市の紀北、大票田の田辺市、地元の新宮市などで他候補に大きな差をつけ、郡部でも根強い人気。日高地方では美浜、日高、みなべ、日高川の4町で最も多い得票となった。

 二階氏は県町村会や各種団体の推薦、若者層の支援を受け、日高地方では地元の御坊市と由良、印南町で世耕氏を上回り、太地町や北山村などでも一番多い得票となって善戦したが、自民党の大敗の影響もあって比例での復活当選もかなわなかった。

 新古氏は全国的な立憲民主党躍進の追い風を受けて橋本市では世耕氏に次ぐ得票となり、海南や田辺でも票を集めたが、こちらも比例復活はなかった。
 楠本氏は地元御坊市や日高郡部を中心に集票したが、自身が立候補した2017年10月の衆院選で獲得した約4万票から半減、候補者乱立の影響を受けた。

 高橋氏は橋本や田辺市で1000票を超えたほか、郡部でも数十票単位でまんべんなく得票した。

 投票率は予想通り62・71%。2021年10月の前回選挙旧3区の62・32%から0・39㌽の微増。新人5人乱立、保守分裂の激戦となり、全国的にも注目を集めた。