今年も2日の印南祭から、日高地方の秋祭りがスタートした。印南祭では名物の川渡りに今年も多くの見物人が集まり、5日には日高地方で最大規模の御坊祭があり、多くの人で賑わっていた。
由良町担当記者の筆者は13日の衣奈祭と20日の由良祭を取材。13日の衣奈祭の本祭は、初めて取材したが、お渡りでは吹井の唐船と神輿が威勢良く練り歩き、御旅所についてからは激しくぶつかり合い。神輿が唐船の側面に何度も勢いよくぶつかり、唐船の担ぎ手たちはとっさに避けるなど、見ていてひやひやしたが、聞いたところ恒例とのことだ。また町内の企業で働くブラジルなどの外国人も参加するなど地域の特性を生かした盛り上がりを見せていた。
由良祭は例年同様、6つの地区が宮入りし、屋台同士を組み合わせて押し合う競り合いで大盛り上がり。お渡りのあとは、横浜の四つ角に集まって最後の競り合いを行い、午後11時くらいの遅い時間だが町外からも多くの見物人が集まり、威勢のいい声と歓声が響いていた。
本紙のホームページ「日高新報オンライン」ではそんな祭りの様子を記者が撮影した写真を公開中。現在は印南、御坊、衣奈、笑い、紀道、須賀の祭りが公開されており、20日に行われた分も近日追加予定。迫力いっぱいの獅子舞や激しく競り合う屋形や若中の姿、舞を披露する巫女、海外からの参加者、着物姿のかわいい子役など、祭りのさまざまな場面を撮影。ホームページには検索サイトで「日高新報」を検索。人員や記者の取材時間の関係上、掲載は一部の祭りとなっていますが、写真を見て、盛り上がった祭りの余韻を楽しんでください。(城)