ワールドカップサッカー2026のアジア最終予選真っただ中、日本は4戦を終え、サウジアラビアをアウェーで初めて下すなど3勝1引き分けの勝ち点10でC組(6チーム)首位を爆走している。日本代表は過去最強の呼び声高く、4試合で15得点の攻撃力は見ていて楽しい。先日のオーストラリア戦は引き分けだったが、先制されてもゴールを奪える雰囲気がぷんぷん漂っていた。日本がW杯出場常連国となれたのは、やはり31年前にプロ化したJリーグがスタートしたことが大きいだろう。将来はプロサッカー選手を夢見れるのは子どもたちにとってどれだけ励みになることか。

 バレーボールの国内SVリーグが今月開幕した。2027年までの完全プロリーグ化を目指した取り組みで、これまでの国内リーグはV1からⅤ3までの3リーグ制だったが、将来的なプロ化を目指すSVリーグと、その下部となるVリーグの2リーグ制に再編された。SVリーグの開幕戦はテレビでもゴールデンタイムに生放送され、華々しい演出や日本代表で活躍する高橋藍や西田有志が強烈なスパイクを決める姿が映し出されると画面にくぎ付けになった。

 パリ五輪では準々決勝のイタリア戦、誰もが勝利を確信したが、まさかの逆転負け。悲願の頂点はお預けとなったが、日本のバレーはまだまだ発展途上。SVリーグは今後、子どもたちが将来プロ選手を目指すことに大いに貢献するだろう。夢があってすごくいい取り組みだと思う。バレーファンとしても、近い将来、もっともっと強い日本が見られるだろうと期待が膨らむ。バレーを頑張っている子どもたちよ、大いに夢を持ってほしい。      (片)