日高別院正門前で木村さん(奥)の説明を聞く高校生ら=13日

 来年の3月15日は、御坊市薗の本願寺日高別院の伽藍の大部分が再建されて200年の節目を迎えるにあたり、地元の歴史研究家らでつくる日高ヴィハーラが記念プロジェクトの一環として、地元の中学生や高校生を対象とした語り部育成事業を進めている。

 ヴィハーラとは、サンスクリット語で「坊舎(僧の住むところ)」「精舎(精進する者の心の安住地)」などを意味し、日高ヴィハーラは劇団RAKUYU代表の松本こうじさん、元小学校教諭の柳本文弥さん、郷土史研究家の木村洪平さんらが中心となって発足。来年3月の日高別院伽藍再建200年に合わせ、同寺の歴史や文化、偉人の功績を学びなおし、地域の誇りと品格を取り戻すことを目的に、記念イベントを開催する。

 語り部育成は座学とフィールドワークで新しい視点を持った語り部の育成を目指し、毎月1回、テーマを変えて勉強会を開催。第4回の13日は「寺内町を歩こう」の2回目で、高校生らが柳本さん、木村さんから小竹八幡神社の由緒、日高別院の歴史などについて話を聞き、幕末に作られた地図を見ながら寺内町を歩き、日高別院正門(四脚門)の装飾「蟇股(かえるまた)」などについて説明を受けた。

 学生ガイドの語り部は来年3月16日の200年イベント当日、古地図とともに歩く寺内町ツアーの案内人を務める。日高ヴィハーラは「語り部はアレーズという名前で、日高地方全体を広大なテーマパークととらえ、その中の寺内町を担当するエリアクルーキャストとして活動します。歴史や神社仏閣が好き、人を楽しませるのが大好きという方はぜひご参加ください」と話している。

 申し込みはQRコードから。問い合わせは担当の柳本さん℡090―2353―4606。