
秋晴れとなった12~14日の3連休、日高地方では12、13日に各地で秋祭りが行われ、若衆の威勢のいいかけ声が響き、多くの見物人でにぎわった。
日高川町では丹生神社(江川)の笑い祭のほか、紀道祭、長子祭、下阿田木祭、御坊市では須佐神社(南塩屋)の森祭、富安祭、湯川子安祭、丸山祭、由良町の衣奈祭、日高町の比井祭や志賀祭、印南町の稲原祭、みなべ町の西岩代と東岩代祭などが本祭りを迎えた。
奇祭で知られる笑い祭は、派手な衣装とメイクの鈴振りが裃姿の枡持ちを従え、「永楽じゃ、永楽じゃ」と声を上げながら神輿の御渡りを先導。道中では立ち止まって「永楽じゃ、世は楽じゃ、笑え笑え~」と大笑いしながら鈴を振り、多くのカメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。
紀道祭では恒例の馬駆けが行われ、2頭ずつ馬蹄を響かせながら勇壮に馬場を駆け抜け、多くの見物人を沸かせた。森祭は午前中に御渡りに出発し、南塩屋の御旅所で獅子舞を奉納。四ツ太鼓、神輿、屋台が一列に並んで「サイテクリョー」を決め、熱気に包まれていた。衣奈祭の唐船には、地元企業で働くブラジルなどの外国人が大勢参加し、盛り上がっていた。