袴姿で準優勝の賞状を手に小竹君

 将棋日本シリーズテーブルマークこども大会大阪大会(日本将棋連盟など主催)が12日、Asueアリーナ大阪(大阪市)で開かれ、小学生低学年の部(1~3年生)で塩屋小学校3年生の小竹(しの)和寿君が準優勝した。

 同大会は国内最大規模の小学生の将棋大会で、全国11地区に分かれて開催。大阪大会低学年の部には294人が参加した。小竹君は予選リーグを3戦全勝し、上位37人で争う決勝トーナメントに進出。初戦から順当に勝ち上がり、準決勝でも中盤から優位に立ち、そのまま勝ち切った。
 決勝は寝屋川市の森晴陽君(和光小3年)と対戦。プロ棋士の北浜健介8段が大盤を使って解説し、大観衆が見守る中、両者が袴(はかま)を着て対局した。小竹君は先手で、大駒の飛車を定位置に据えたまま戦う得意の居飛車の戦法。序盤は互角の戦いとなったが、中盤から劣勢となり、惜しくも敗れた。

 小竹君はこの大会に3回目の出場。2年前の1年生のときは予選敗退、昨年は決勝トーナメントで敗れ、今回は準優勝。「準優勝はうれしいけど、終盤で逆転できる一手があったのを気づかなかった。うれしさと悔しさが半分半分です」と話していた。